おはようございます。
「赦せ、愛せ、一つになれ」
天一国2年天歴8月2日
今日の訓読み言葉
人々は波を恐れます。波は風に乗って波打ちますが、 風が吹いて波が立ってこそ、海の中に酸素が供給されるのです。 風が吹かずに波のない静かな海が続けば、海は死んでしまいます。 波が大切だということを知れば、もはや波は恐ろしくないのです。 強風が吹いて波が荒々しくても、 それが海の中の魚を生かす道だということを知れば、 かえってそれを海の魅力として受け入れるようになります。
海の下に30メートルだけ潜っていけば波は存在しません。 潜水艦に乗って海の下に潜っていけば、 エアコンが必要ないほど涼しいのです。 適度な温度の静かな海の中では、あらゆる魚が群れをなし、 踊るようにして泳ぎ回っています。 まるでリトルエンジェルスのように色とりどりの美しい服を着て、 ひらひらとヒレを揺らします。 そのように静かで平和な世界がすぐに訪れるでしょう。
黒潮について考えてみましょう。 海流は偏西風と貿易風によって引き起こされますが、 潮流は太陽と月、 特に月の引力によって上下運動として起こされます。 黒潮は北赤道海流の一部で、 14500キロメートルになる世界最長の海流であり、 北太平洋の西岸境界線として北方を流れ、 黒潮続流は西太平洋に暖流を戻します。太平洋を巡る海流の力は、 巨大だという表現では不足です。 黒潮が巡っていく力によって海全体が動くので、 もし黒潮がなければ、海の水が循環せず、 すべて死んでしまいます。いくら大きくて悠々とした川でも、 結局は海に流れていくのと同じように、 いくら大きくて勇壮な海も、 黒潮の力強い水の流れに従って動くのです。
投稿日:1970年1月1日